アカハラの野鳥日誌

ただの日記

2021GW思い出の野鳥 vol.3

地味に見られると嬉しい留鳥

 夏鳥に出会う目的だった今回の探鳥。旅の途中では夏鳥よりも一年中日本で見られる留鳥に出会う機会も多かった。一年中見られるとはいえ、普段何気なく意識せずに街を歩いていても絶対にその存在には気づけないような子たち。意識してみると何気ない世界も変わるってことを彼らは教えてくれる。

 

 畑にてケーンケーンという錆びたブランコのような声が聞こえてきた。

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キジのホロ打ち。

  そう、日本の国鳥キジの登場である。春の時期になると、派手な見た目の♂は恋人を求めて藪の中から出てくる頻度が高くなる。そして5分に一度くらい、上の写真のような求愛行動(ホロ打ち)を行なう。黍団子あげたら、間抜けな顔してついてきそう(笑)。

 

 更に電線にはモズ(百舌鳥)が止まっていた。

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小さな狩人


 百舌鳥。百の舌を持つ鳥。早贄(画像検索、閲覧注意)という恐ろしい習性で知られる。色んな鳥の鳴きまねをして仲間だと勘違いさせて、襲い掛かる。スズメより少し大きいくらいなのに、自分よりも大きなツグミなどを食べてしまうこともある…。

 

 続いて森林では…。

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美しいカケスが止まっていた。

 

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木の上の方にも。

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葉っぱの隙間からちらり。


 

 羽の文様が美しいカケス。実はカラスの仲間だと言ったら、信じられるだろうか? 森林でギャーギャーとけたたましい鳴き声が聞こえたらカケスである可能性が高い。

 

 更に新緑に紛れてアオジがいた。

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アオジ。写真は顔が黒めの♂。

 いやあ、背景の新緑がばえますな。

 

 更にもう一種類、別の似た色合いの鳥が近くにいた。

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カワラヒワの姿だ。

 飛ぶと黄色い羽の模様が出て美しいのだが…それはまたの機会に頑張って撮影するという課題に。ということで、GWの探鳥ブログシリーズは今回で終了! 全部で50種類以上もの野鳥を見ることができた。

 

GWに確認した野鳥

夏鳥

キビタキオオルリセンダイムシクイ、エゾムシクイ、サンショウクイツツドリコサメビタキ、ツバメ、オオヨシキリ

冬鳥

オオハクチョウ、イスカ、シメ、ツグミシロハラマヒワ、アトリ、コガモ

留鳥・漂鳥

イカル、カワラヒワ、カケス、ホオジロ、クロジ、アオジアカハラハシボソガラスハシブトガラス、スズメ、ハクセキレイセグロセキレイコゲラ、モズ、オオタカ、トビ、ノスリアオゲラ、ウグイス、メジロキジバト、ドバト(外来種)、キジ、ヒバリ、ガビチョウ(外来種)、カワウ、カルガモコサギアオサギシジュウカラヤマガラエナガムクドリヒヨドリビンズイカワセミミソサザイ

                                  (計54種類)

※この野鳥の写真も見たい、既に上げた野鳥の別の写真ももっと見たいとかありましたら、遠慮なくリクエストください。次回をお楽しみに。