アカハラの野鳥日誌

ただの日記

秋の沼と農耕地での探鳥 in川越市

小江戸」川越へ鳥見に行かん

 秋です。鳥たちの渡りも日本から出ていく、日本に立ち寄ってまた他所へ行くという流れのものは後半に差し掛かってきたようです。今までシギ・チドリを海水域にばかり見に行っていましたが、たまには気分を変えて淡水域を好む鳥たちを見てみたいと思い、今日は川越の伊佐沼と周りの農耕地を散策しました。先日、ハジロクロハラアジサシが出たとかでかなりにぎわっていたようですが、残念ながらそちらは既に抜けてしまっていたようでした。ですが、多くの野鳥に出会うことができました。

 まず、沼の周りの農耕地のあちこちで見られたのは百舌鳥(モズ)です。ギチギチという彼らの高鳴きを聞くと秋の訪れを感じます。

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繁殖を終え、姿を見る機会が増えました。

 あと特に目立ったのがサギ類。特にチュウサギの数は多く、あちこちの田圃に立っている姿を確認しました。また、冬羽に衣替えしたために亜麻色は抜けてしまったもののアマサギの姿もまだ残っていました。

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アマサギ冬羽。もうすぐいなくなってしまう。

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めちゃくちゃ見つめられました。

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すごくサービスが良いチュウサギ

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コサギチュウサギダイサギ(大中小)、アマサギの混群。カルガモの左のアマサギ、まだ少しだけ亜麻色残っています。ちなみにアオサギもいました(笑)。

冬鳥到来!

 また、早くも冬を告げる鳥の姿も見られました。一種目はコガモ

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右側(左はカルガモ)。緑の翼鏡が綺麗。

 

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近くにもいました。

 伊佐沼は類似種の旅鳥シマアジが春・秋に立ち寄る事もあるそうでそちらも期待していたのですが、残念ながらそちらは見られず。

 

 それから地域によっては旅鳥のくくりにされますが、関東ではほぼ冬鳥のタシギ?の姿も見られました。ただ、ジシギ類の識別は非常に難しい! 冬にジシギを見たらほぼタシギで間違いないのですが、今時期だとチュウジシギ、オオジシギ、ハリオシギなど非常に似ている種がまだ日本にいるので正直なんとも……。遠かったので識別ポイントもはっきりとは見えず。とりあえず今回は既に観察経験のあるタシギとしてカウントしておきます。

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じーっとしていました。

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10分程経って漸く動き始めました。

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どうも昼食のお時間がやってきたようです。

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ここから保護色のタシギを見つけた私は我ながら天才だと思う。
ちなみに真ん中あたりにいらっしゃいます。

伊佐沼で見られた野鳥達

 今回最も嬉しかったのは、2種類もの初見初撮りの野鳥に出会えたこと。まず1種目がイカルチドリコチドリに非常に似ていて見た目だけでは識別困難ですが、明らかにコチドリより大きく嘴も長かったので今回は簡単に識別できました。また、側にいたイソシギとの大きさ比較も大きなヒントになりました。大きさ的にはコチドリ < イソシギ < イカルチドリかなと。

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イカルチドリコチドリを見慣れたうえでの初見だと、かなり大きいなという印象でした。

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嘴が長い。日本では通年見られます。

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参考までにコチドリ(幼)の写真も。明らかに嘴短めです。でも見た目ほぼ同じですね。

 そしてもう1種はこちら。なんと、オジロトウネンの姿を見ることができました。普段よく行く海水域のフィールドではまずお目にかかれないので非常に貴重な出会いです。最初クサシギかなとも思いましたが、大きさがスズメ大で周りのイソシギコチドリよりも小さい事から判断できました。

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トウネンヒバリシギに比べて模様はかなり地味です。

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大きさ比べができる写真。手前からコチドリ、オジロトウネンイカルチドリ
イカルチドリのでかさが分かります。

 イカルチドリとのツーショも!(笑)

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改めてイカルチドリのでかさが分かります。

 写真あさってたら、コチドリとのツーショもありました。

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コチドリのほうがやや大きいことが分かります。

 それからこの前の記事でも紹介したトウネンの姿もありました。でもすぐにコチドリに飛ばされてしまいます。

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オジロトウネンに比べて羽模様は明瞭。

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傍観しているモフモフのコチドリが良い味を出している。

 今時期ホットな鳥見スポットの伊佐沼公園。川越や南古谷に行くことがあれば立ち寄ってみては? もしかしたらハジロクロハラアジサシやシマアジなど鳥オタクでもそう簡単に出会えない珍鳥がいるかもしれません。

 

今回見られた鳥

スズメ
モズ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
オナガ
カルガモ
コガモ
カワウ
カイツブリ
ドバト
キジバト
ハクセキレイ
ムクドリ
トビ
カワセミ
ダイサギ
チュウサギ
コサギ
アオサギ
アマサギ
イソシギ
トウネン
オジロトウネン
コチドリ
イカルチドリ
タシギ
計26種類

 

イソシギを愛し、イソシギに愛された1日 ~東京港野鳥公園~

野鳥公園へ

 漸く涼しくなってきて夏も終わりだろうと高をくくっていたのに、ここ数日また暑さがぶり返してきているように感じる。さて、本日9月11日は友人と大田区東京港野鳥公園に探鳥に行ってきた。どうも前日のレンジャーさんのブログ(※1)を拝読すると、サシバをはじめ猛禽類が期待できるらしい。ということで9時開園と同時に入園してスタート!

 まずお出向えしてくれたのはおなじみ、スズメ。

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身近な鳥の代表格

 どこにでもいるイメージがあるが、近年その個体数は減少の一途をたどっていると聞くことがある。

 干潟の方に移動して見ると、出ました。イソシギです。

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ここまでクリアに撮れる機会も中々ない。

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ちょっと引き目の写真。

 シギ・チドリ類の中では数少ない留鳥で、比較的よく見られる種類かもしれない。しかし、ここまでクリアに写真撮影できたのは実は今回が初めてかも。園内をピューイ、ピューイと鳴きながらあっちこっちに移動している様子を観察することができた。

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羽を広げました。

 2羽、3羽同時に飛ぶ様子も見られたが、基本的に単独での行動を好むイソシギの習性を踏まえると、恐らく縄張り争いであったのではないかと思われる。

 

 イソシギの近くには、最近は毎回姿を見せてくれるカワセミがいた。

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いつ見ても綺麗な光沢の羽。

 どこにでもいるんだけど、やっぱりカワセミがいてくれるとテンションは上がるよね。

 

 さて、他にもいつものサギ類の姿がありました。

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アオサギ先輩

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ダイサギ(奥)、コサギ(手前) 

 更に近くの道路のライトの上にはウミネコの姿も見られた。

 

 

森林にも注意しなければならない季節

 9月になって、秋の渡りが始まってきたと前回の記事でも述べた。それに伴って、森林性の野鳥達も高山から降りてくるので夏の間は水辺中心に探鳥していれば良かったのが、木々にも注意を払わなければならないようになってきた。ついでに蚊にもね。今日だけで10か所以上も刺された…。

 淡水池の周りの森林を歩いている時だった。ピーピーと聞き慣れない鳥の地鳴きが聞こえてきた。一体何の鳴き声だろうと思って蚊の存在も気にしつつもしばらく粘ってみることにした。そう、それは決してヒヨドリでもムクドリでもスズメでも、そしてシジュウカラの声でもなかったのだ。

 友達に置いて行かれたことにも気づかないまま(笑)、5分くらい経過しただろうか? 漸く鳴き声の主が姿を現した。しかし、動きが素早い。慌ててシャッターを切るも何の鳥だか皆目見当がつかない。

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流石にこれでは判別できない・・・ 

 でもこういう時、決して慌ててはいけない。まだチャンスはあるはずだ。待つこと更に1分、漸く写真の撮りやすい箇所に出てきてくれた。パシャリ!

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ムシクイの区別は難しいが、センダイ君だけは特徴的なアイラインで簡単に判別可。

 なんと、センダイムシクイでした! 東北の里山でしか見たことのないような種類が羽田空港のおひざ元のような場所にもやって来るとは…。感動させられますね。森林性の小鳥探しは鳴き声が頼り、聞き慣れない声には敏感にありたいものだ。

 

ネイチャセンター・観察小屋にて

 その後も順調に鳥の出現ラッシュ! 

 まずは念願の猛禽類、ミサゴ。魚食性のため、彼らがフィールドに現れても周りの小鳥たちがビビることはあまりない。

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あっという間に公園の外に抜けて行ってしまった。

 そしてカワウ。葉っぱやら木の枝やらを咥えて着水している個体が多く見られた。巣材にするのか、ただ意味もなく何となくやっているのか? その答えは彼らに聞くしか知る方法がない。

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しかしまあ、何をしたいのか?(笑)

 それからここでもイソシギ登場! ここまでイソシギに出会える日もそうそうないだろう。普段は姿を見る機会は多くても3回くらいなのに今日に限っては10回以上出現している。

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頭かきかき

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何かを狙っている?

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翼と顔の間の白い切れ込みが特徴。

 イソシギに愛された本日の探鳥はこれにて終了。欲を言えば渡りのシギチが見られたら良かったのだが、それはまた次の機会に温存しておくことにしよう。

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最後におまけのもう1枚。

※参考資料

1.今日の野鳥公園 : 東京港野鳥公園 レンジャーブログ (blog.jp) (2021年9月11日、最終閲覧)

今回確認した野鳥

アオサギ
コサギ
ダイサギ
カワウ
カルガモ
カイツブリ
コチドリ
イソシギ
ウミネコ
トビ
ミサゴ
ハクセキレイ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ヒヨドリ
ムクドリ
オナガ
ドバト
キジバト
スズメ
シジュウカラ
センダイムシクイ
計22種類

 

 

トウネン・ハマシギ・ミユビシギ・ヒバリシギ etc の見分け方これ如何に? 9月5日探鳥記(葛西臨海公園)

雨の朝

 9月。ようやっと夏が終わりになってくれ、いよいよ都内各地では秋の渡りシーズンが開幕しているはず。ということで、半日休みを使って葛西臨海公園に探鳥に行くことにしてみた。でも、出かける前から外は大雨。8時には雨が上がるというウェザーニュースを信じて7時に家を出て葛西へ向かう。

 葛西に着くも、雨は上がっておらず、しかも余計に強く降っているという始末。うまく濡れない場所を通りつつ、鳥類園を1時間ほど探鳥するも出会ったのはどこにでもいるような鳥ばかり。漸くカワセミを見つけたけど、すぐに何処かに行ってしまわれる始末(写真は過去pic)

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8月の炎天下でも見る機会は多い。

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あとはサギ軍団しかいません。

 「これは今日はだめだな」と思った矢先についに雨が本降りに。泣きっ面に蜂とはうまくいったものだなと思う。帰るにも帰れない状態になったので雨宿りをして過ごすことになった。とはいえ、干潮が10時23分でしかも今日は大潮。シギチ探しには最適のコンディションである事を支えにしばらく待ってみる。9時にようやく雨が上がったので、探鳥再開!

鳥ラッシュきたる!

 いよいよ干潮時間まで1時間を切ってきたので、鳥気配が乏しい鳥類園を後にして、海岸の方の干潟に行ってしばらく待っていると…。来ました来ました!

 まずやって来たのはアオアシシギ。ずっと見たかったのに中々出会えなかった代表鳥(簡単に見られるはずなのに)。でも、先々週に初めて東京港野鳥公園で見ることができたので今回は2回目。難なく見つけることができた。一度見た鳥は2回目以降非常に見つけやすくなることが多い気がする(例外もいるので鳥との相性の問題か)。

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左がアオアシシギ

 ちなみに、アオアシシギの隣に居座っているのはウミネコ。数少ない1年を通して見られるカモメの仲間である。

 

 彼らを見ていると、やがて人は立ち入り禁止の奥の野鳥保護区から長いくちばしのシギが飛んできた。ホウロクシギ! 

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すごい存在感。日本で見られるシギの中では最大級。

 5月頃からここにずっといるような気がする。大潮・午前中という条件がそろえば大抵飛んでくるので良いポイントである。今回で3度目の出会い。でもいつも干潟の奥でうろうろしてるので写真の難易度は高め。

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しかしまあ嘴の長さはすごいよね(笑)

 ホウロクシギとよく似たシギにダイシャクシギがいるが、こちらとは相性が悪いようでまだ一度も近くでお目にかかったことがない。ホウロクシギの方がレアなのにね。でも、鳥類園のレンジャーの方のブログ(※1)によるとちょくちょくダイシャクシギも出ているそうなのでその内会えたら嬉しい。

 

ハヤブサ襲来!!

 シギの様子を眺めていたら周りのウミネコやサギたちの様子も含めてなんか急にせわしくなった。奥の渚の島の方でトビがカラスに追い回されてはいるが、どうもそれが原因ではないらしい。

 何だろうと思ってしばらく見ていたら、ネズミの国の方から何やら大きな猛禽類が猛スピードで飛んできた。その場では識別できないと判断し慌ててシャッターを切る。しかし、ピントが合わない…。唯一まともに撮れたのがこちら。

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まともに撮れて……いないな?

 何と、ハヤブサでした。ハヤブサとは相馬市、多摩川に続いて3度目の出会い。個人的に中々会えない猛禽類である。しかし、いつも遠いので1度も綺麗な写真は撮影できていない。もう少し近かったら、もう少し反射神経が鋭かったら…。恐らくもっとクオリティーの高い写真を撮ることもできたのだろう。悔しいがこれは次回の課題である。

 

 

識別の話

 ハヤブサを見送り、別の場所に移動。まだ日本にちらほら残っているツバメが飛び交っている場所があったので双眼鏡を向けて見ると、コチドリくらいの大きさの鳥7羽くらいが水たまりをウロチョロしているのを発見。イソシギだろうと思ったが、予想は外れたようである。

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大きさはスズメと同じくらいか少し大きいくらい。

 めちゃくちゃ識別難しいやつでした。今回は①足の色が黒っぽい、②大きさはスズメ・コチドリ大、③海水環境、④群れで行動、⑤嘴はかなり短めという5点からトウネン(若干赤みがあるので夏羽から冬羽へ移行中or幼鳥)と判断。少なくともこの2羽に関しては。

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採餌に夢中。警戒心はかなり弱め。

 

 

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この子はかなり足が長くてシュッとしてるからもしかして、ヨーロッパトウネンだったりするの…??

 各個体の写真を家に帰ってから精査して見ると、もう本当に混乱するからやめていただきたいんだけど(嬉しさも半分)、足が黄色いヒバリシギと思われる個体が1羽混じっていることに気付いた。それが以下の2枚。

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こちらの方だけ、足が黄色かった。つまりトウネンではない。

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忍び足…。

 初見初撮り、ライフリスト165種目! でもあまり識別に自信ないので詳しい人に意見を聴きたいところではある。

 

 この手のデザインのシギ、非常に面倒くさいことに、よく似た見た目の鳥が何種類もいるので識別が非常に難しい。類似種には秋にやって来て越冬、春に繁殖地へと旅立つハマシギ(写真1)、ミユビシギ(写真2)、春と秋にやって来るキリアイ、淡水域を好むウズラシギ、オジロトウネンなどがいる。

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ハマシギ。冬の福島県の松川浦にて。群れをつくって行動していた。
トウネンミユビシギよりも嘴が下向きでかなり長い印象。

 

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写真2 8月の三番瀬で撮ったミユビシギトウネンより大きい。

 更に、トウネンに混じって稀にやって来るヨーロッパトウネンハマシギに混ざるサルハマシギといったレア種の可能性も考慮すると…。そして、幼鳥か成鳥か、更に夏と冬とで羽色が変わるなんてことも考慮すると、奥が深すぎで間違いなくヌマにはまる。秋のシギチの識別はベテランでも分からないことがあるというが納得である。おまけに人間と同じように個体差があるようなので、一概に鳥類学的に明らかにされている特徴だけで判定しきれないのもこれ事実。だから面白いんだけどね。

 最後に識別簡単! おなじみハクセキレイがいたのでパシャリ。

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都心でも時々見ます。

 9月~10月、伊佐沼や横須賀など渡りのシギチや鷹狙いで行ってみたい場所は山のようにあるので困ったものである。ブログの更新頻度上がると思われるので今後もお楽しみに。

 

※参考資料

1.https://choruien2.exblog.jp葛西臨海公園・鳥類園Ⅱ」(2021年9月5日、最終閲覧)

 

今回見た鳥リスト

ハシブトガラス
ハシボソガラス
キジバト
ドバト
スズメ
ムクドリ
ヒヨドリ
ハクセキレイ
シジュウカラ
カワセミ
トビ
オオタカ
ハヤブサ
ツバメ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
カルガモ
キアシシギ
アオアシシギ
ホウロクシギ
トウネン
ヒバリシギ
ウミネコ
カワウ

計25種類

 

 

 

 

 

 

 

真冬の福島探鳥記① ~大寒波に見舞われた12月のとある1日のフィールドノート 里山編~

 毎日暑くて湿度が高いじめじめした日が続いていますね。少なくない数の人が体力を奪われ、夏にウンザリしているのではないかと思います。そんな今日この頃、ブログずっと更新していなかったなということを思い出し、急に何か文章を書きたくなりました。更新できていなかったのは、そもそも夏は平地に鳥がいなくなる、暑くて出かけたくない、忙しいの主に3つが挙げられますかね。そんな暑い夏にぴったり、さむ~い冬の東北の里山、河川で見られる野鳥について、半年以上前のある一日の探鳥を思い出しながら記していこうと思います。この機会に過去pic大放出したいと思います! あんまり鮮明じゃない写真も多いけど(笑)。今日はまず第一弾、里山の探鳥記です。

 さて、時は2020年末。この頃、大寒波に見舞われていた福島市では連日のように大雪が舞い、気温は日中でも氷点下、道路は凍結、山は真っ白という状況でした。実家から車で数十分ほどにある里山も一面真っ白け。地面で採餌する野鳥達にとっては非常に食料調達がしにくい厳しい状況。そんな彼らの頼みの綱はピラカンサの赤い実。草陰に身を潜め、赤い実のなる木の前で長時間粘っているだけで様々な種類の野鳥に出会うことができました。

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雪の中、赤い実をついばみにやってきた。

 まず、こちらはアカハラ。普段は地面で落ち葉をざっざっとめくってくっついている毛虫などを食べていますが、雪が降ってしまうとそれができなくなってしまいます。なので、数少ない実に集まってきます。ただ、アカハラは少数派なようでこの1羽が最初に一瞬だけ姿を見せたっきりでこの日は観察することがかないませんでした(むしろ、GW頃に多く見られるイメージ)。

 アカハラが行ってしまうと次にやって来たのは…

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ヒヨドリ。東京都心で見る機会も多い。

 このヒヨドリ、このピラカンサの木がある場所を縄張りにしていたようで、この後やってくる様々な野鳥達をよく思っていない様子でした。たとえば…

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トラツグミとのにらみ合い。

 自分より体の大きいトラツグミが実にやってきました。さすがにひるんだのかこの日はにらみ合いだけで、互いに存在を気にしつつ実を食べるだけで争いには至りませんでした。

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模様が独特なトラツグミ君。

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シロハラが来ました。

 更に臆病なシロハラが来ました。ヒヨドリの目を盗んでは、他の鳥が食い散らかして地面に散乱している実のおこぼれを失敬している様子でした。

 そして次にやって来たのは…。

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モズです!

 肉食のイメージしかなかったので、ピラカンサにモズがやって来たのは意外でした。これにはさすがにヒヨドリもビビったのでしょう。自主的に何処かへ逃げてしまいました(笑)。

 そしてモズと入れ替わりにやって来たのは、

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アオゲラです(笑)。

 いつも木に張り付いているイメージが強かったのでこれも驚きでした。体がでかい彼らはとても大食漢で、一気に何十粒も実を食べ始めました。これにはヒヨドリも慌てて戻ってきました。そして…バトル勃発!!

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両者精いっぱいの威嚇。

 この勝負、どちらが勝ったと思いますか? 答えは皆さんのご想像にお任せします。

 

 ここで赤い実を離れてこの日に出会ったその他の冬鳥についても紹介します。ここからは里山で出会ったというよりはその麓や周りの田畑にいた野鳥がメインになります。

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雪積もる枝に…

 まずはこちら。ジョウビタキ女子です。冬は基本的に1羽で行動する鳥です。男女問わず縄張り意識が強く、他の鳥が来ると激怒して追い払います。人間に対しても威嚇行動をとる場合があります。

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ちなみにジョウビタキの♂はこんな感じ。

 続いてこちら、冬鳥の代名詞と言っても良いかもしれませんね。

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100羽以上のオオハクチョウが群れで休息していました。

 里山のほど近くの休耕田に優に100羽を超える数のオオハクチョウ(コハクチョウもいたかも)が休んでいました。水辺で見るという印象が強いですが、ある時期を過ぎると、市内各地の田圃で採餌している姿を頻繁に見かけるようになります。

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カシラダカがいました!

 寝ぐせが特徴的なこちらの鳥はカシラダカ。福島では比較的簡単に見られるメジャーな冬鳥ですが、関東圏では絶滅危惧種としても心配されるほど渡ってくる数が激減しているそうです。よく似た仲間に更にレアなミヤマホオジロという鳥がいますが、私は1回しか見たことがありません。カシラダカを見ていると、ジョウビタキが近くに寄ってきました(笑)。

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さっきのジョウビタキ女子が近くに来ました。

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針葉樹には…

 ジョウビタキの縄張り侵入罪で逮捕されたくはないので、失礼して針葉樹に目を向けると、レモンイエローの冬のアイドル、マヒワの群れがいました。個人的に冬鳥で一番好きな子たちです。

 

 更にこの日はこんなレアな子たちの姿も!

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まずはゴジュウカラ

 感覚的にシジュウカラやコガラ、ヒガラに比べて圧倒的に見る機会が少ない気がします。頭を下にして、キツツキのように木を上下自由自在に走り回ることのできる彼らは森の忍者ともいわれます。よく注意していないと見つけることは困難です。

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冬の赤い鳥。

 夏の赤い鳥と言えば、多くの人がアカショウビンを連想するのではないでしょうか?
でも赤い鳥は冬にも見ることができるのです。その代表格がベニマシコと呼ばれるこの鳥。漢字は紅猿子。言われてみれば確かに猿みたいな顔してますよね。フィ、フィッポという鳴き声がセイタカアワダチソウの草原の中から聞こえたら、間違いなく彼等だと思ってよいでしょう。

 そして、この日一番驚いたのが…

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何と……ハギマシコではないか!

 一生のうち鳥のファンでも図鑑でしか見ることができない、或いは図鑑ですら姿を見ることもない人が恐らく圧倒的に多い、それほどまでに珍しい鳥かもしれないです。実家からすぐの里山周りにまさか寄ってくれているなんて。最初は夢でも見ているのではないかと思いました。だってこんな珍鳥見られるだけでも奇跡。それに普通ならカメラマンが殺到するのに、この日は私一人で1時間も独占して観察することができたのですから…。

 

 他にもこの日はツグミや皆さんおなじみのスズメ、シジュウカラなどの姿もありました。また、シメやアトリといった嘴太めの鳥も観察できました。冬の里山ではこのほかにも数多くの種類の鳥を見ることができるので今から今年の12月が楽しみです。

 

「ただ生きる」。オオソリハシシギ的な生き方とは? 

 時々人から聞かれることがある。「誰か尊敬する人はいる?」。私の回答は迷わず「いない」である。世の中で経済的に成功している人間が偉いのか? 歴史上に名を残すような事をした人間が偉いのか? 発言力があれば良いのか? はたまた何か目標を持って忙しくしている人間が偉いのか? 確かにそうかもしれない、いや恐らくそうなのだろう。でも私は人間なんて基本的に調子良い事言ってヘラヘラしている外見の飾りだけの利己的な輩ばっかりだと思っている。勿論私も含めてね(笑)。

 でも、心から尊敬できる生命体なら確かに存在する。オオソリハシシギである。なぜって、それは彼らはくだらない利害関係とか他者の評価とかそういった煩わしい概念を持たず、「ただ生きる」を実践している象徴的存在だからだ。先週友人と野鳥公園に行ったとき、幸運にもそんな彼らと出会うことができた。

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オオソリハシシギ、ここでは♀にしか会えなかった。

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チュウシャクシギ(左後ろ)の群れと行動を共にしているようだった。

 ちなみに5月には谷津干潟で茶色い♂も目撃している。

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♂の羽色は茶色。

 生きることに徹した生き方をするオオソリハシシギ

 アメリカの米地質調査所アラスカ科学センターの研究によると、そんな彼らは秋の渡りの時期を迎えると、少しも休むことなくアラスカから越冬地のオーストラリアまでの11000kmを約1週間ずっとノンストップで渡り切るだけの体力を有するという(ルートによっては途中日本に立ち寄ったりする上の写真のような個体もいるけれど)。

 もうやばくないですか? ノンストップっていうことは、当然だけど途中どこかでご飯を食べたり眠ったりしないってことである。寒い厳しい気候の土地から豊かな食糧源のある南国への長い道のりを「ただ生きる」ためだけに渡り切ってしまうのである。体力自慢でマウントを取るとかカッコ良い姿を見せるとかそういう感覚ではない。そういう感覚がないからこそ、私の目には彼らの姿が本当にカッコ良く映るのである。

 

 さて、ここからはボヤキである(笑)。課題、就活、仕事、バイトなど時々何のためにやらなくちゃならないのか分からなくなる時がある。それをやってどうなるのか? 更には、病んでるとかではなく(笑)、純粋な哲学的な疑問として自分は人生でどうしたいのか? 何のために存在しているのか? 時々こんなことを大真面目に考えてしまうのであるが答えは全く分からない。本当の意味で分かってる人がいたらスーパーサイヤ人並みにすごいと思うけど(笑)。

 でも答えを出す必要なんて多分なくて、しいて言うならオオソリハシシギ的な「ただ生きる」人生の美しさを追求するっていうが一つの回答なのではないだろうか? 少なくとも現時点での私の回答はそれである。彼らは自分自身美しくあろうなどとは考えていない。しかし、「ただ生きる」を実践することで恐らく私よりもずっと多くの地球上で起こっている出来事を日々否が応にも目にしているのである。誰も気に留めないようなことも含めてね。「ただ生きる」彼らを、カメラで夢中に追いかけているうちに私自身もまた彼らのように「ただ生きる」の実践主体となれた日が来たならば、それほどまでに幸福なことは多分ない。

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 ※参考

asahi.com(朝日新聞社):渡り鳥、ノンストップ飛行1万1000キロ 米研究 - 環境

(2021/7/1 最終閲覧)

寄り道の幸運 茨城県龍ヶ崎市

 インスタ投稿にもあげた土浦のアカガシラサギ、アマサギ達の大コロニーに感激した私。そこで会った方にこの辺で何か面白い鳥が見られる場所は他にないかと聞かれ、土地勘がなく分からなかったので地図を見て調べてみると、数駅先の龍ヶ崎市駅の近くに牛久沼なる沼が近くにあるではないか。野鳥情報を見ると、どうもヨシゴイとカッコウが出るらしい。ぶっちゃけ体力は半分くらいだったが、これは行くしかないと思った。

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午前中、土浦で見たアカガシラサギ

 というわけで、イオンモール土浦で昼食を済ませたあと、再び常磐線龍ヶ崎市駅へ。ここ、去年までは佐貫駅っていう名前だったらしいのだが最近改名したらしい。駅から10分ほど歩くと、早速広大な沼が見えて来た。まず迎えてくれたのはコブハクチョウの親子。

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コブハクチョウの親子。皇居でも見られるとか。

 田んぼにもいた。これは外部から見たらのどかで愛らしい光景にも映る。しかし、農家の人にとって稲を食い荒らすコブハクチョウは頭を悩ます種。 元々観賞用として放鳥された外来種であるだけに余計にマイナスイメージが大きい。追い払うという人もおり、それを見て可哀想という人もいる。可哀想と外部から言うのは簡単だが、実際生活している人の苦悩を考えると、人にとってもコブハクチョウたちにとってもウィンウィンな対策を考える必要がありそうだ。

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稲を貪り食べていた。

 難しい話は論文ではないのでここまでにして笑、探鳥にもどる。するとまたもや、外来種あらわる笑。最初お風呂に浮かんでるあの、なんていうのだろう? 黄色いアヒルみたいなプラスチックのやつがあると思うのだが、あれの実物大のおもちゃがプカプカ浮かんでるのかと思った。

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水の波打ちに揺られてプカプカしてるだけだったのでてっきり子どもの玩具かと(笑)

 でもプラスチックのおもちゃにしては明らかに不自然な生物的な動きをし始めたので、ようやく生き物だと悟る。そう、彼らの正体はシナガチョウであった。

 しばらく見ていると陸にも上がってきた。

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冬に宮城で見られるガン類の仲間。やっぱり似ていますね。

 シナガチョウを見送り沼の周りの公園を歩いていると、ヒバリ。虫を食べていた。

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田圃・畑で見る機会が多い。害虫駆除してくれる彼らの存在は偉大。

 沼周りを奥の方へクソ暑い中歩き続ける。すると、いかにもヨシゴイが好きそうなヨシ原が広がっている場所があった。擬態して見つけにくいというし、しばらく待機して様子を見てみよう。

 10分ほど経過したかな? 見られるとは全く思っていなかった鳥がヨシ原の向こうの沼の上空を飛び交い始めたではないか! 飛び方からしてアジサシの仲間であることはすぐに分かった。多分、コアジサシだろう。そう思って写真を撮ったらびっくり。嘴が黄色ではなく、赤。

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コアジサシではないな…?? 君は?

 5月に見たアジサシの渡りはもうとっくに終わっている時期だし、第一彼らはあまり内陸に入らない。ということは……

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お腹の黒さが分かる。

 なんと、クロハラアジサシではないか(笑)! アジサシ類3種目のライファ―! 見た目同様、腹黒い性格の持ち主なのだろうか?

 秋の埼玉の伊佐沼が有名だから、そこで見ようと思っていたが、なんとあっさり観察できてしまった笑。棚からぼたもちとはこういうこと。結局、1時間くらいクロハラアジサシと遊んでいたが、ヨシゴイが出ることはなかった。狙っている鳥は見られないけど、思いもよらない、より珍しい鳥が見られるっていうパターンは結構あるんだよね〜。これが楽しみの一つなのだが。

 

 帰りがけにカワラヒワ幼鳥が出た。

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いつも見るカワラヒワより色が薄目、図鑑を見たら幼鳥とのこと。

 そして、最後にはなんと、オオタカまで現れた。

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やっぱ存在感あってカッコ良いよね。ジャニーズよりカッコ良いよ君。推します。

 贅沢すぎるバードウォッチングを終え、120%満足で帰宅。今度は冬に来てみたい。

 

 

 

 

 

ネッシー実在?? 彩湖の珍鳥に会いに行く。

ツイッターリアルタイム検索で

 先週の木曜くらいだったかな? 急に珍鳥情報が気になってなんとなーくYahoo!ツイッターのリアルタイム検索で「珍鳥」とか「珍鳥 東京」とか検索して遊んでいたら埼玉の彩湖にこの時期では大変珍しい種類の野鳥が入っているとの情報が出てきた。しかも3個体。週末の段階でもまだまだご滞在中とのことだったので、そう遠い場所ではないし行ってみることにした。

 とはいえイマイチ気乗りしないのも事実だった。というのも、彩湖は冬に探鳥に行ったのだが、見事にレンジャクとウソに振られた苦い経験のある場所。相性が悪いのである。今回はあまり期待せずに行こうと思い、有楽町線に揺られて和光市駅へ。和光市からだと微妙に遠いのだが、だからといって埼京線は使いたくない(笑)。

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和光市駅前、地下鉄の終点の割には閑散としていた。

橋の上で

 和光市駅からは延々と国道298号線沿いを歩いて行ったわけだが、暑い~。30分くらい歩いて漸く荒川と彩湖の真上を通る幸魂大橋にたどり着く。

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橋を渡り切るのに徒歩で10分以上はかかりそう。

 それは橋を歩いている途中だった。木の上に猛禽類が止まっているではないか! 歩道の端っこでカメラを出して慌てて撮影。正体はチョウゲンボウだった。

 

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荒川沿いのゴルフ場、高い木の上で休んでいた。

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チョウゲンボウ猛禽類の中では一番かわいい顔してると思う。

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ドアップ。

 このチョウゲンボウ、なんと15分も遊ばせてくれた。これだけ長い時間、橋の上で超望遠レンズを構えて何か撮ってるってヤバイ奴だと思われたかもしれないが、周りに住宅はなく変な誤解はされないのでセーフ。

 

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遠くへ飛んで行った。

 チョウゲンボウを見送り、また200mほど橋を進んだ場所で何かが飛んでるのを発見。サギ類なのは何となく見当がつくのだが、白くはないしアオサギにしては小さい。なんだろう?

 

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目の色が赤、お腹が白、アオサギよりも小さいと言えば…

 正体はゴイサギだった。前に「ツミ(雀鷹)は都会にいるのか)」の記事で紹介した場所以外で見たのは初めてだった。夜行性のはずなのに彩湖では随分昼間から活発なのね。

 この後別の場所でもまた飛んでいた。

 

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背景が緑もいいね。

 

 橋の上でゴイサギチョウゲンボウを撮ってもう帰っても良いなと思えるくらい満足してしまった。

 

珍鳥よ、どこにいる?

 でもあくまでも今回の目標は珍鳥。いや、珍鳥というのは語弊があるかもしれない。というのも彼らは冬の日本近海では普通に見られるのだから。でも、6月に内陸で見られるとなると話は別で、ips細胞のY教授もびっくりレベルの大ニュースになるわけである。

 それはさておき、広大な彩湖でピンポイントでそいつを見つけるのは難易度が高い。どう回っていけば良いのやら…

 と悩むのは素人の浅はかさ。実は超簡単に見つける方法がある。同じように珍鳥目当てで来てるカメラマンがたくさんいるのだから、ものものしい望遠カメラを持った人の群れを探せばそれで良いのである(笑)。なんてずるくて楽な発想、でもいつもこれで結構良いもの見させてもらってます(笑)。というわけで双眼鏡で湖岸を見渡してカメラマンの群れを探す。あ~いらっしゃったいらっしゃった。本当に同志の存在はありがたい。ものの5秒で行くべき場所が分かったので早速移動する(笑)。

 移動の途中でカメラの調子を確かめる意味でスズメをパシャリ。案外こういう肩の力を抜いて撮った写真の方が綺麗だったりするんだよね。

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身近な鳥でもきれいに撮れるとテンションは上がるもの。

 さて、向かったカメラマンが集まっている場所で見られたのは幼鳥だった。

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鳥、というかネッシー

 このネッシーみたいな鳥の正体はシロエリオオハム。「冬の外洋にいる君がなんでここにいるんだい?」ってツッコみたくなる(笑)。

 

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湖のヌシ感も感じさせる。

 

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潜水してバタバタバタ、を繰り返していた。

 

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頭から潜水する。一度潜水すると2分は出てこない。何処の水面に浮かんでくるかも中々読めないくらい潜水、遊泳能力が高い。さすが、ネッシー

 この幼鳥、30分くらい近くを泳いで楽しませてくれた。ありがとう。

 3羽いるうちの1羽が幼鳥とのことだったので、残りの綺麗な夏羽の成鳥も何としてでも見たい! そこで別のカメラマンの群れを探すことにする。すると奥の方にみんな集まっているではないか。湖の方にカメラを向けて三脚を皆さん立てていらっしゃるのでもう間違いはない。駆け足でその場所へと向かう。

 予想的中。夏羽のシロエリオオハム成長とのご対面である。

 

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クジラ模様の成鳥ともご対面。幼鳥と成鳥とでかくも見た目が変わるものか。

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成鳥にもガン見された(笑)

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大きくトリミング。

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バタバタしたこの直後、おねんねタイムに入ってしまった。暑いのでそろそろ帰る。


 すごい模様だと思う本当に。同じ場所を行き来を1時間くらい繰り返した後に眠り込んでしまった。良い写真をたくさん比較的近くで撮らせてくれた。成鳥、幼鳥共にシロエリオオハムのサービス精神の高さには脱帽である。暑くて熱中症が心配でもあったけど、行っといて良かったなと心から思う。

 

今回見られた野鳥

ハシボソガラス
ハシブトガラス
キジバト
ドバト
スズメ
シジュウカラ
メジロ
コゲラ
ヒバリ
ムクドリ
ヒヨドリ
カンムリカイツブリ
アオサギ
コサギ
ゴイサギ
シロエリオオハム
カワウ
チョウゲンボウ
ツバメ
ガビチョウ
オオヨシキリ
計21種類