アカハラの野鳥日誌

ただの日記

2021GW思い出の野鳥 vol.2

オオルリキビタキを求めて

 カワセミを見た池を後にし、再び森の小径を進んでいく。その時だった。遠くの木の上の方からチロロチロロ~と美しいさえずりが聞こえる。

 やっとあの幸せの青い鳥に1年ぶりに会える! そう思って足が速くなる。どの木だろう? 新緑の季節。葉っぱで鳥の姿を見つけるのが難しくなり始める時期だ。5分程一定のテンポで聞こえる鳴き声を頼りに探し続けていたら、いた! でも遠い(涙)。

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木のてっぺんでさえずっていたが遠い・・・。

 

 しばらくの間待機していると、正面を向いた。普通、鳥が正面を向いてくれたら嬉しいものだが、このオオルリに関しては例外。お腹は白いので、美しい青を写真に納められなくなってしまうのだ。

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正面だと美しい青が入らない。見つけるのはともかく、綺麗に写真を撮るとなると飛躍的に難易度が上がる。

 正面を向いたかと思えば、どこかへ飛び去ってしまった。次のチャンスを探そう。と思ったら、間もなくして別のオオルリが登場! 今度は低い位置だった・・・が、やはり正面…。

 

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うーんなかなか難しい。

 

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結局この後すぐに飛び去ってしまった。



 残念ながらこの日は、その後オオルリに出会うことはなかった。綺麗には撮れたが、オオルリの青を美しく撮るという意味では70%くらいの満足感。そんな私を励ましてくれるように姿を現した(しかも至近距離!)のが今回のGW探鳥の第二の目標だったキビタキだった。

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やっぱりキビタキオオルリに負けず劣らず美しい。

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福島県の鳥がキビタキなのは本当にうれしい。

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背景の新緑も含めてこの日のマイナスイオンは半端じゃなかった。

 夏鳥キビタキに対抗意識を燃やしているのだろうか? 北にもう帰ったと思っていた冬の黄色い鳥もまだいた。

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5月にマヒワの群れに会えるとは思わなかった。

 マヒワのようにまだ残っている冬鳥もいたが、森林内ではキビタキオオルリをはじめとする数多くの夏鳥たちの合唱祭が開催されていた。他にも以下の夏鳥の姿を今回は見ることができた。

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目がクリックリでかわいいコサメビタキ

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まだ咲いていた桜にも止まってくれた。

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ツツドリ。見た目はカッコウと瓜二つで鳴き声で区別するしか…。

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ウグイスとそっくりなセンダイムシクイ。宮城の仙台とは関係ないらしい。

 

vol3へ続く。